デロリアン と記憶の関係

中元すず香の有名なエピソードである、『デロリアン』についての考察。

まず、内容を知らない読者の為に概要を記しておく。さくら学院のテストで出題された下記の問題への、中元すず香の回答が「デロリアン」であった。
突拍子も無い回答に担任の森ハヤシ氏も困惑したことだろう。

【画像】さくら学院2012年度・学期末テストでの中元すず香の回答

derolian


デロリアンが出てくる理由

Dがデロリアンであるとした彼女を心理学的に考察すると、まず二つの記憶の存在が想定される。「デロリアン」について彼女に連想してもらえば大体分かるのだが、そんな機会は無いので想像で。
専門用語の説明はこちらに書いた

1.CDやDVDについての記憶の関連付け

CDは「シー・ディー」と呼ぶ
薄い円盤状の物体
音楽が保存され、適切な機械で再生できる

DVDは「ディー・ブイ・ディー」と呼ぶ
薄い円盤状の物体
動画が保存され、適切な機械で再生できる

2.デロリアンについての記憶の関連付け

デロリアンは独立して記憶され、有効な関連付けがない。
もしくは(映画や車など)他の情報と関連付けされた状態で記憶されている。

デロリアンの記憶はどうなっているのか?

想定1.「デロリアン」を扱った映画やCM・雑誌記事に接触した際、短期記憶領域で特に関連付けされないまま「デロリアン」という言葉だけが長期記憶に送られてしまった。

想定2.他の情報と関連付けされた状態で長期記憶領域に存在するが、何らかの事情で検索が妨害されている。

想定3.他の情報と関連付けされた状態で長期記憶領域に存在していたが、他の情報に上書きされ関連性が失われた。

デロリアンの検索

derolianこれが出題されたシーンで、中元すず香は「ディ(ー)って何だろ?」「ディ(ー)って何だろ?」と自問した際に「デロリアンがパッと来た」と回想している。

つまり、「ディ」あるいは「ディー」という『音』がトリガーとなり、長期記憶に存在していた「デロリアン」という言葉に関連付けられたと考えられる。

media_2「デロリアン」と「自動車」「映画」の様に長期記憶を呼び出す際に関連付けられた他の記憶も同時に引き出されることがあるが、流石に自動車とメディア(CD/DVD等記憶媒体を指す言葉)を同一視しないだろうから彼女の場合は「デロリアン」だけだったように思われる。

という訳で、上記問題が提示された際にDとの間に語感や文字に類似性があると関連付けられ、「デロリアン」が単体で検索されて短期記憶へ戻されたと考えられる。

(ここでいう検索は心理学用語)

この問題を修正するには、長期記憶にある「デロリアン」に正しい情報を関連付ければ良いだろう。彼女の場合はCDの歌とかDVDダンスとかを作って覚えると忘れ難いはず。もっとも、既にイベントで記憶に関連付けされているとは思うが。

hary

 

あ、ハリーさん?

「ハリーさん」も同じ事だよね。

 

 

この項 おわり


つづき 中元すず香と共感覚 – 中元すず香は曲に色を感じる